SAGAの里親さん
Y里親さん
令和元年の11月にSちゃんとTちゃん姉妹を迎え入れられました。以前にも3人の男の子がYさんの家庭から巣立っています。
家族としての思い出を、子どもたちとつくりたい。
私たちは4人の実子の子育てがひと段落したこと、また信仰する天理教の教えと重なることもあり里親になりました。SちゃんTちゃん姉妹はいつも元気いっぱい!声も大きいですし、自分の思いをはっきりと言葉にします。そのような二人の良いところは伸ばしつつ、言葉使いだったり、人と接するときの態度だったり、社会に出たときに必要な思いやりの心を育んでいきたいです。大人になったとき自分もまわりの人もいつも笑顔で過ごせる環境で暮らしてほしいですし、一人の人間として幸せになってほしいと思います。
SちゃんとTちゃんはうちに来て1年経っていないのですが、新型コロナウイルスの影響で一緒に過ごす時間は多かったです。思い出深いのは感染予防に気をつけながら、4人で近くの温泉ホテルへ行ったこと。子どもたちはホテルへ泊まるのも初めての経験でした。この年齢の子たちが家族で経験していることを、2人にも味わってほしいという気持ちはあります。
送り出した子どもと、ふたたび会う喜びもある。
私たちは以前にも里親として男の子を3人送り出しています。子どもの性格は十人十色。それぞれにあった接し方があり、むずかしさも感じます。でも子どもを見守り、育てているのは私たち夫婦だけではありません。いろいろ話を聞いていただく児童養護施設の先生など、私たちを支えてくれる方もいます。
それに、里親をしていると、ここを巣立ったあとに喜びを感じることもあります。以前4年ほど迎え入れた男の子はやんちゃで、私たちも毎日厳しい態度で接していました。彼が18歳でこの家を出るとき「今後この家に遊びに来てくれることはないかな」と思っていました。でもある日、進学した大学の部活の試合が近くであるからと、うちに泊まりに来てくれたんです!本当に驚きました。その時みんなで餃子をつくって食べたことは忘れられない嬉しい思い出です。